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Coffee tables
1月28日。この日はスタジオ・ツアーです。アドヴァイザー・アーティストを迎え、参加者皆でディスカッションしながら各レジデントのスタジオをまわるツアーです。1日かけて行います。今回のアドヴァイザーは、Avis NewmanとPaul Perry。
レジデントの1人、Susanne(スザンヌ、レジデント2年目、ドイツ人)のスタジオでのことです。
彼女は数年前からカモフラージュ・ミュージアムというプロジェクトを進行中。詳しくはコチラ。
www.thecamouflagemuseum.org

今彼女のライクスのスタジオにある作品は、家具のような立体に、写真のイメージを嵌め込んで展開しています。彼女は「街の風景が変わるのが速い」ことがテーマで「50年代のシェイプの家具」をモチーフにしているそう。

そして話題はこの低いテーブルのこと(画像悪くてすみません)。
彼女は「これはチェス盤を作っているところ」といいます。天板のガラスの中は警官の写真VS学生デモの写真という構成で写真が嵌め込まれ、チェスの枡を形作っています。でも駒がまだない。「駒のプランはあるの?」ときいてみます。彼女は「それが、チェスというテーマは私にはちょっと重くて、駒のプランはまだないの。」という答え。Andre(アンドレー、レジデント1年目、九州ラーメンを愛するオランダ人)は「僕にはこれはチェス盤に見えない」と言います。するとAmalia(アマリア、レジデント2年目、アルゼンチン人)が「これはコーヒーテーブルよ。この上でチェスをするのは止めて、コーヒーを飲んで話をすればいいわ。」と。
う〜ん!チェス盤がコーヒーテーブルに・・。この「家具」というスザンヌの切り口にはこのアイデアが合っているし、そしてその方向がなんか明るいという気がしてなるほど〜と思ったのでした。(写真は後日スザンヌのスタジオで、本当にコーヒーテーブルとなっていた時のもの。)

はじめに
2005年1月よりアムステルダムはRijksakademie(ライクスアカデミー)というアーティスト・イン・レジデンスでレジデント・アーティストとして滞在しています、川内朋子といいます。
アーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストの滞在、制作、公開をサポートし、活動の場を広げるチャンスを作ろうという制度、施設です。レジデンスは世界中にあり、滞在期間や金銭面、またその特徴や運営システムはそれぞれ違います(ライクスは2年滞在できます)。
ここは、世界中からタイプや表現メディアの異なるアーティストをレジデントとして集め、アドバイザーも、様々なタイプのアーティストや批評家、キュレイターなどが来ます。
ここに来るまでの間、アートトレイスのサブスタッフとして手伝っていたこともあってアートトレイスのHP上でオランダ滞在日記を書かせてもらうことになりました。
アートやアーティスト・イン・レジデンスに興味のある方、オランダ滞在に興味のある方、川内朋子31歳に興味のある方、どうぞ気楽に覗いてみて下さい。気の向くままに更新予定です。
ライクスアカデミーについての概要などはこちらからどうぞ。
http://www.rijksakademie.nl/uk_index.htm
